災害が起きたとき自分や家族が助かってもまわりに不幸があふれていたら、しあわせだといえるでしょうか。そう考えると、周辺の環境も守るべきという大切な役割に気づきます。だから〈YOKOHAMA ALL PARKS〉は自ら防災拠点となることで、ここにお住まいになる方々と共に地域の人々も守ります。
〈YOKOHAMA ALL PARKS〉の〈グランドパーク〉は、普段は美しい広場として地域の人々に開放。災害発生時には防災拠点としての機能を果たせるように、さまざまな防災機能を集約させています。
敷地内の防災倉庫にはロープ・担架といった救助・救護用具を常時保管。いざというとき、レスキュー隊が到着する前でも迅速な救護活動ができるように配慮しています。
避難生活ではトイレの確保も重要な問題です。ここでは組み立て式の「マンホール対応型トイレ」を10基ご用意。マンホールの蓋を外して設置し、排泄物が溜まらない簡易トイレとして使えます。
被災したときでも温かな食事が摂れるように、中央広場には腰掛板を外すことで炊き出し用の「かまど」になる特殊なベンチを5基設置。火は薪を使用するので、ガスや電気が停まっても利用できます。
敷地内の街灯のうち4基をソーラーライトにしているため、電気の供給がなくても明かりを確保することができます。万一の地震などで夜間に停電が起きても歩くことができるようにサポートします。
住民はもちろん地域の方々の憩いの場となるパーゴラ。災害時にはシートをかぶせるだけで「テント」としての利用が可能になり、救護スペースや着替え場所などとしても活躍します。
地震後に起こり得る二次災害で恐ろしいもののひとつが火災です。火災発生時の初期消火に備え敷地地下に「防火水槽」を設置。320t分の水槽を分散配置し、発火時の素早い対応に備えます。
敷地内の通路は避難路として使えるように動線を設計。一部は大型緊急車両の通行も可能とし、万一敷地の奥で火災が発生した場合でもスムーズな消火活動が行えるように配慮しました。