地震大国・日本では、いつ、どこで大きな地震が起きてもおかしくありません。近年では政府と連携した研究機関が下記のような大地震発生の可能性を発表。2011年の東日本大震災の影響もあり、危機意識は高まる一方です。
今後予想される大地震 | 予想地震規模(マグニチュード) | 地震発生確率(30年以内) |
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1.南関東地震 | M6.7~7.2 | 70% 程度 |
2.想定東海地震 | M8.0程度 | 87% |
3.東南海地震 | M8.1前後 | 程度60%~70% |
4.南海地震 | M8.4前後 | 50% |
歴史の教訓から、建物の強度を高めるだけではなく建物自体の被害を軽くする技術が進歩してきた日本。近年では国の中枢機関や大病院で免震構造を採用するケースが増え、既存の公共建築、歴史的建造物などでは免震への改修(免震レトロフィット)も多く進行しています。
神奈川県は、東日本大震災による甚大な津波被害を受け、県が想定する津波の規模・浸水範囲等について再検討を行い、平成24年3月30日に「新たな津波浸水予測図」を公表いたしました。「新たな津波浸水予測図」は、「最大クラスの津波(12ケース)」を検証したものです。これによると、鶴見区周辺で最も浸水範囲が大きくなると想定される津波は「慶長型地震」によるものとされております。